関連かんれんするSDGsのゴール

目次

  1. 地球温暖化おんだんかって、なに?
  2. 地球が温まると、どんなことが起こる?
  3. 地球温暖化おんだんか原因げんいんを考えてみよう
  4. 脱炭素だつたんそ化に向けた川崎市の取組

1.地球温暖化おんだんかって、なに?

みなさんは、地球温暖化おんだんかという言葉を
聞いたことはありますか?

わたしたちがんでいる地球のまわりには、大気があります。この大気の中には、太陽の光を反射はんしゃする物質ぶっしつや、ねつ宇宙うちゅうへにげていきにくくする物質ぶっしつがふくまれています。

そのため地球は、人間が生活できる温度にたもたれているのです。地球のねつ宇宙うちゅうへにげていきにくくする物質ぶっしつを温室効果 こうか ガスといいます。この温室効果 こうか ガスには二酸化炭素にさんかたんそ(CO2)やメタンなどがあり、それがつづけることによって地球がだんだんと温まってしまいます。これを「地球温暖化おんだんかといいます。

わたしたちが地球上で生きていくためにかせない温室効果 こうか ガスも、えすぎると悪者になってしまうんだね。

2.地球が温まると、どんなことが起こる?

地球のねつ宇宙うちゅうへにげていきにくくする温室効果 こうか ガスがえていくと、2100年までに世界の平均へいきん気温がおよそ5℃上がるといわれています。「なんだ、そのくらいか」と思うかもしれませんが、わずかに温度が上がるだけでも、生き物や気候きこうにとても大きな影響えいきょうがあるのです。

日照ひでりによるかんばつ、集中豪雨ごううが多くなって被害ひがいが出たり、北極ほっきょく南極なんきょくの氷がけて、島が海にしずんでしまったりするのね。

3.地球温暖化おんだんか原因げんいんを考えてみよう

温室効果 こうか ガスの中でもいちばん地球温暖化おんだんかへの影響えいきょうが大きいのが、二酸化炭素にさんかたんそです。二酸化炭素にさんかたんそは、工場や発電所、家庭からも、石炭や石油、ガスなどをもやすと出てきます。

ふだん当たり前のように使っている電気やガスなどを作る過程かていはもちろん、それを使うことでも二酸化炭素にさんかたんそは発生してしまうんだね。

電気やガスなどのエネルギーを使うりょうを少なくするために、どんなことができるでしょうか。

また、自動車からも二酸化炭素にさんかたんそは出ています。自動車から出される二酸化炭素にさんかたんそらすために、わたしたちにできることはなんでしょうか。

ちょっと見てみよう!

環境かんきょうやさしく災害時さいがいじにも活用できる次世代自動車

次世代自動車は、二酸化炭素にさんかたんそや大気をよご有害ゆうがい物質ぶっしつをあまり出さない、または全く出さない、環境にやさしい自動車です。

次世代自動車の中には、電気をエネルギーとした電気自動車や水素すいそをエネルギーとした燃料ねんりょう電池自動車などがあり、電気自動車と燃料ねんりょう電池自動車は電気を外部に取り出すことができるため、地震じしん水害すいがいなどの災害時さいがいじでの活用も期待されています。

次世代自動車を普及ふきゅうさせるためには、次世代自動車をえらんでもらうことが必要ひつようとなるため、川崎市では、イベントなどの場で、次世代自動車を実際に見てもらったり、取り出した電気を使うところを体験たいけんしてもらう機会きかい提供ていきょうしています。

4.脱炭素だつたんそ化に向けた川崎市の取組

脱炭素だつたんそとは、地球温暖化おんだんか原因げんいんとなる二酸化炭素にさんかたんそなどの排出量はいしゅつりょうをゼロにしようとする取組のことをいいます。

川崎市でも、脱炭素だつたんそ化に向けた取組を始めています。

ちょっと見てみよう!

地球にやさしいエネルギー

川崎市は再生可能さいせいかのうエネルギーを市の施設しせつに取り入れる取組を進めていて、実際に皆さんが通っている学校でも、令和5年11月1日からすべての学校で使う電気が再生可能エネルギー100%となりました(令和5年12月現在)。再生可能エネルギーとは、くりかえし使える資源しげんを利用し、二酸化炭素を出さないエネルギーのことをいいます。

皆さんがよく知っている太陽の光も再生可能エネルギーのひとつで、これを利用して電気を作ることを太陽光発電といいます。建物たてものに太陽光発電の設備せつび設置せっちすれば、発電した電気で電気代を節約せつやくしたり、停電ていでんしても電気が使えるといった長所があるため、川崎市では市内の建物への設置を進めるルール作りを行いました。

川崎高等学校屋上
浮島うきしま
扇島おうぎしま

川崎市では、川崎区の浮島うきしま扇島おうぎしまで年間合計出力やく2万kW(一般いっぱん家庭でおよそ5,000~6,000けん分の発電電力)のメガソーラーも稼働かどうしています。

動画で見てみよう!

脱炭素だつたんそアクションみぞのくち

高津区溝口周辺しゅうへん地域ちいきを見本として、脱炭素だつたんそ化につながる身近な取組を進めていくことが「脱炭素だつたんそアクションみぞのくち」です。 脱炭素だつたんそ化につながる身近で先進的せんしんてきな取組を集中的しゅうちゅうてきに行い、その効果 こうか を感じてもらうことで、市民しみん一人ひとりひとりが環境かんきょうについて考え、行動することを期待しています。

川崎市からはじまる!水素すいそ社会

水素すいそは、やしても二酸化炭素にさんかたんそを出さないため、石炭や石油に代わるエネルギーとして注目されています。川崎市では、水素すいそエネルギーの積極的せっきょくてき導入どうにゅうと活用を目指した具体的ぐたいてきな取組を始めています。

2050年のまちの姿すがた

川崎市が目指す2050年のまちとして、市民しみん生活のイメージ、交通のイメージ、産業さんぎょう活動のイメージについてえがいています。あらゆる分野でデジタル化が進み、社会全体がサイバー空間とつながり、交通・生産せいさん・安全・医療いりょうなどが総合的そうごうてき最適化さいてきかした「デジタルトランスフォーメーション」が実現じつげんした社会となっています。将来しょうらい世代が安心してらせる環境かんきょうを引きぐために、2050年の脱炭素だつたんそ社会を目指します。

関連かんれんするSDGsのゴール